施設事業所

施設事業所は、東京地下鉄中野車両基地の中野車両管理所内にあります。車両基地内の施設工事に関する設計業務担当が、設備機械類の取替や設置に伴う仕様書・図面の作成と提案を行っています。また、施設の保全担当が各工場、検車区の設備機関の定期点検業務を実施しています。（過去に設置した機械類をご紹介します。）

• 

  車両洗浄線用前面洗浄台設置

  車両基地では定期的に車両の清掃を行います。車体外板の側面は作業用の通路で清掃を行いますが、先頭車両の前面については足場がないため清掃員の安全を確保しながら清掃ができるよう写真のような可動式の洗浄台を設置しています。

• 

  気吹き集塵装置設置

  車両の検査や手入れを行う前に、床下機器周辺のゴミや埃等を入念にエアーブローします。その際に発生する塵埃などは空中に放出されるため、この集塵装置で必要な個所を囲みながらエアーブローすることで作業員や周囲の環境に配慮することができます。

• 

  天井走行起重機（クレーン）設置

  車両に搭載されている機器は重量物であるため、検査や修理の際に天井走行起重機を使用して機器の設置や移動に使用しています。

• 

  ポイント融雪器設置

  車両基地内のポイントが降雪や凍結により正常に動作できない場合、地下鉄車両の運行に大きな障害が発生します。ポイント融雪器はボイラーで温めた温水をポイント周辺に循環させてポイントの凍結を防止する装置です。